宇陀松山エリア

宇陀松山エリア ◉ はならぁと こあ

会  期:2019年10月18日(金)- 20日(日)、25日(金)- 27日(日)
開場時間:10時 – 18時  一部有料会場あり、追加時間あり(詳細は下記をご参照ください。)


本年は、2本立ての構成です。ひとつめは「喜楽座」を中心とした、渡辺瑞帆氏によるキュレーター企画。まち全体を劇場とするための核となる場所として喜楽座を位置づけ、時代や場所を超えて紡がれていく人々と交流の物語を描き出す試みです。ふたつめは「旧四郷屋」。画家 西山タカスケ氏と、ヴァレンテイーノ氏の滞在製作を行います。伝統を守りつつ新たな芸術を模索するふたりとの交流を通じ、わが町を見直す試みです。



INFO
「水野邸」 奈良県宇陀市大宇陀中新1981番地


ACCESS
近鉄榛原駅からバスで約20分「大宇陀」下車、バス停より徒歩約8分
道の駅宇陀路大宇陀第2駐車場
または大宇陀幹部交番隣に無料駐車場あり

こあ
キュレーター企画
「喜楽座の復活祭」:10時 – 18時

展示会場:喜楽座、旧尚文堂書店
ゲストキュレーター:渡辺 瑞帆
コーディネーター:一般社団法人はなまる
出展作家:アムリタ、関川 航平、Aokid、武田 力、林 ちゑ
※詳細は、このページ下部をご覧ください。


地域連携企画
10時 – 16時

展示会場:旧四郷屋
出展作家:西山 タカスケ、ヴァレンティーノ・モラディ・ガブリエッリ、イケモトタツヤ


イベント

宇陀松山華小路:10月19日 - 20日
10:00 - 15:00 本善小路にて


空き家ツアー2019:10月26日
14:00~16:00 完全予約制


キュレーター企画



「喜楽座の復活祭」

日時:2019年10月18日(金) - 20日(日)、25日(金) - 27日(日) 10:00 - 18:00
会場:喜楽座、旧尚文堂書店
入場パス:300円(特製缶バッヂ) 会期中出入り自由(中学生以下無料)
演劇公演チケット+入場パスセット:1500円(チケット1200円+缶バッヂ300円)、高校生800円
タイムスケジュール(pdf形式:0.2MB)



築120年越えの眠った状態の木造芝居小屋「喜楽座」を、あらゆる人間の動きによって“起こす"ための、「復活祭」をします。

日本全国で芝居小屋が急増したのは19世紀末。
身分制度や劇場の制限が解かれた後、歌舞伎以外の演劇が登場してきたちょうどその頃で、その割合は現代日本に置き換えるとコンビニより多かったことになります。 映画館化、テレビの普及により1960年代半ばでほぼ姿を消してしまいますが、会場となる宇陀松山の「喜楽座」は偶然遺り、眠っていました。

今、コンビニみたいに劇場があったら、私たちの生活はどのように変わるでしょうか?

「喜楽座」を核にして演劇、ダンス、パフォーマンスなどを幾重にも起こしていくことで、場を産みなおすことを試みます。

ー 会期中は、常に何かが(時には重なって)起こっている状態となります。
会場の喜楽座と旧尚文堂書店は3軒隣ですぐ近くです。


キュレーション・会場構成:渡辺瑞帆





起こること

開会式 [喜楽座]
・初日 10:00 - 12:00


ウェルカム茶粥 [喜楽座]
・初日以外の 10:00 - 11:00


アムリタ [喜楽座]
アムリタの演劇『ひかりのわかれる』

・18日(金):18:00
・19日(土):11:00、14:00
・20日(日):17:00
・25日(金):18:00
・26日(土):11:00、17:00
・27日(日):14:00
 (上演時間約45分)
■予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/hanarart19amrita
 ※観劇には演劇公演チケットが必要です。
 当日現地での申し込みも可能です。


関川航平 [喜楽座]
『心臓ら』

・13:00 - 18:00


Aokid [喜楽座他]
『草木土上から聞こえてくる”むかしばなし、しんばなし、いまばなし”から。』

・18日(金):12:00〜
・19日(土):13:00〜
・20日(日):14:00〜
・25日(金):15:00〜
・26日(土):16:00〜
・27日(日):17:00〜
 (各10〜90分)

武田力 [旧尚文堂書店]
『教科書カフェ』

・教育に「問い掛ける」時間(クリエーション)10:00 - 16:00
・教育を「共有する」時間(ワークショップ)16:00 - 18:00
 ※予約不要、参加無料


林ちゑ [旧尚文堂書店]
『生む/続き』

・10:00 - 16:00
 ※出入り・滞在自由


トークイベント
徳永高志(アートNPOカコア代表)×佐藤研吾(建築家)×山川陸(建築家)
聞き手:渡辺瑞帆(本企画キュレーター)
・25日(金) 19:00 - 20:00


― アムリタセレクション ―

山中澪
『えんえん』映像展示

・10:00 - 18:00


吉田恭大
『この場所で歌を作るワークショップ』

・25日(金)- 27日(日) 12:00 - 14:00


いつか床子
『別人屋』

・26日(土) - 27日(日) 10:00 - 18:00





タイムスケジュール(pdf形式:0.2MB)


企画に関するお問い合わせ:
kirakuza.info@gmail.com


アムリタの演劇
『ひかりのわかれる』



土地や建物に記されたものを読み取り、耳を傾ける。目の前にいるあなたを見つめる。水、人、道、時間、その交差する地点としてのまち。異なる場所からやってきた人々が交流する、まちの劇場・喜楽座を寿ぐ演劇。

事件は起きません。ひとりの人がいくつもの役を演じます。川のように、いつのまにか、遠く、ひらけたところにでます。

□つくる人たち
大矢文(出演)、荻原永璃(演出・テキスト)、金子美咲(出演)、林ちゑ(出演)、日和下駄(出演)

□協力
円盤に乗る派、くらやみダンス、青年団

「喜楽座の復活祭」として、「ひかりのわかれる」以外にも「別人屋」「短歌」「アニメーション」などゲストを招き多岐にわたる活動を予定。





関川航平
『心臓ら』



喜楽座を鳴らす、誰の、も、心臓が、の、バンド演奏?

喜楽座の舞台と客席を使って、バンド演奏?を行います。音楽経験不問のバンドを結成しようと考えていて、楽器ができなくても、楽器がなくても、楽器は例えば叩けばコツンと鳴る喜楽座が楽器なので、楽器になれば良いなと思うので、たとえ鳴らなくても、演奏を行う私や私たちは、一人だったり数人だったり人数の変動はありますが誰も心臓が動いていますからすでに鳴っているので、なにも演奏をしないでも音楽であることは、少しでも離れている人には聞き取れないですが、離れている人はその人の心臓から近いので耳をそばだてるのは、そちらさんの心臓であって、その時バンドの演奏はうるさくて邪魔かもしれませんが、こちらにも心臓だ。




Aokid
『草木土上から聞こえてくる”むかしばなし、しんばなし、いまばなし”から。』



東京で最近、ストリートライブをよくやっている。歌ったり踊ったり、いつもと違う人たちとそれらが一瞬でも交わっていく時を作っていくのが目的だ。
喜楽座のことをニューシネマパラダイスのようだと思ったのは僕だけじゃないと思う。
青い絵は海にも小さな青いボールにもなりうる、またそのボールを海としてキャッチボールや野球が出来る、海を夜の場外ホームランにすることも想像出来る。
小さな子供が誕生し成長しない日はないように、今日だって私の想像力を彼らに負けないくらいの早いストレートで勝負したい。
いつも宇宙の中にいるところからしばしばぱちぱちくるくるまわりはじめている。
どこにいても!オールライト!





武田力
『教科書カフェ』



多くの小学校教科書は卒業後に捨てられます。しかし、大人になってそれらを読み返すと、懐かしさとともに各時代の変遷が読み取れます。また、書き込みや落書きから子どもや先生が教科書の内容をどう捉えていたのかも感じられるでしょう。お酒などを愉しみながら、小学校での役目を終えた教科書から自身の教育体験を思い出して「問い」を導く場所。その「問い」をみんなで共有/実験して「学び」とする場所。それが教科書カフェです。





林ちゑ
『生む/続き』



私以外のものは全て、私ではない。
けれど、私もべつに、私ではない。
身体が一つで、家が一つで、その中にあるものをなんとなく、一つの容器に入ったもののように思っている。

生まれて、息をして、続いて行く、そういうことがずっと続いている。
本当の一番最初の生まれ、を見たことはないけれど、
続いている途中に今ひょいと身が混ざって、居ながら、沢山のことを生み続けている。

*
春の夜の信号がいっせいに青

これは今回共に作品をつくり、滞在してくれる井口可奈さんの俳句で、数年前のものです。最新のものはこちらで読むことが出来ます。
https://note.mu/yokaikinoko/n/nc8f45b9ce861
尚文堂に訪れた人と共に、井口さんはその場で言葉を生みます。林は冒頭のようなことを思いながら、尚文堂に滞在してみます。
(アムリタ開演時刻の2時間前からは、林はアムリタ出演俳優として家の内外で過ごします)









イベント

協力

ウェルカム茶粥でご協力いただきました、奈良一奈良漬いせ弥さんです。
https://nara1naraduke.com
有田焼の陶磁器をご提供いただきました、アリタセラさんです。
https://www.arita.gr.jp





お問い合わせ
奈良・町家の芸術祭 HANARART 実行委員会
〒630-8114 奈良県奈良市芝辻町2丁目6-14 maru room内 「奈良・町家の芸術祭はならぁと事務局」 MAIL:info@hanarart.jp

 

「HA:Re」Vol.4
HANARART 2017 REGIONAL REPORT

はならぁとを つくる人びと、その活動と記録。「HA:Re」Vol.4 ダウンロード(pdf形式:5.6MB)

 

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