「奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2023」開催概要発表!

「奈良・町家の芸術祭はならぁと」は、県内の歴史的な町並みや町家で、現代芸術の展覧会を開催する地域型アートプロジェクトです。2011年からスタートし、今年で13年目を迎えます。 これまでの12年間の開催を通じて、会場となった空き町家のうち、計45件が店舗や住居として利活用されました。また、地域に新しいまちづくり団体が生まれたり、既存の団体に若手メンバーが加入するなど、様々な効果が生まれています。

[開催日時]
○はならぁと こあ
宇陀松山エリア
2023年10月20日(金曜日)ー10月30日(月曜日)
10時-17時 ※火ー木曜日休み

○はならぁと さてらいと
橿原・今井エリア
2023年10月20日(金曜日)ー10月29日(日曜日)
10時ー16時 ※会期中無休

桜井戒重・本町通エリア
2023年10月20日(金曜日)-10月30日(月曜日)
11時ー17時 ※火ー木曜日休み

○はならぁと あらうんど
吉野町三茶屋・殿川エリア
2023年10月21日(土曜日)ー22日(日曜日)
10時ー16時または17時 ※会場により異なる

○はならぁとmeeting(プレイベント)
奈良市内各所(奈良県立美術館など)
2023年8月1日(火曜日)ー9月3日(日曜日)

[宇陀松山エリア/展覧会概要]
展覧会 「SEASON 2」
キュレーター:長谷川新
出展作家:朝海陽子、クローン文化財(ミレー《種をまく人》)、丸木スマ、山本悠、ユアサエボシ …and more!
追加作家:宮崎竜成、阿児つばさ
会 場:喜楽座、石景庵、千軒舎、 松山会館、森岡医院、他
協力:株式会社IKI、無人島プロダクション、原爆の図 丸木美術館、東京藝術大学COI拠点
特別協力:THE ROOT BEER JOURNEY

入場チケット:一般500円、高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方及び同伴の方1名無料
●チケットは宇陀松山エリアのインフォメーションにて販売いたします。
●学生の方は学生証、障がい者の方は障がい者手帳をご掲示ください。
● 10月23日(月)、宇陀市民の方は観覧無料となります。住所が記載された公的証明書をご持参の上、インフォメーションまでお越しください。
● チケットは土に埋めると植物が芽吹く種の入った紙で制作しており、ゴミになりません。

まちづくり団体:宇陀キラ倶楽部
地域連携企画:アムリタの演劇、宇陀松山華小路、棍棒のふるさと展 2、大和当帰展 …and more!
連携マルシェ:アニマルシェ、古民家マルシェ、酒蔵マルシェ、あきののゆマルシェ(仮称)

「SEASON 2」
現存する日本最古の薬草園のある宇陀松山は、自然と伝統の息遣いが残る土地です。めぐる季節にあわせて土を耕し、作物を育てる。身体の変化にあわせて薬を調合する。環境を大切にする姿勢を育む。ここは、「変わりながら生きている」ことを前提とした場所なんだろうと思います。

「前の方が良かった」とか「蛇足」だとか好き放題言われがちなドラマの「シーズン 2」ですが、区切りのついた何かをもう一度始めることは、私たちの生活ではごく当たり前にあることです。ちょうどいいところで人生は終わってくれませんし、死んでもなお、終わりではない。何かや誰かの続きを引き受けたり、変わることを余儀なくされながら、それでも何かを続け、残そうとする。そういう連続なんだと思います。

一方で、大人と子供、先輩と後輩、今日と明日ーーこうした「続き」は、オリジナルとコピーみたいな関係では決してない。それが「何かの続きであること」と「それ自体が固有の、かけがえのない存在であること」は全然両立する。だから、「VERSION 2」というよりも「SEASON 2」と言ってみたいのです。

本展は、それぞれの「SEASON 2」が交錯する「全員途中参加型」の展覧会です。同時開催されているさまざまなイベントとともに、宇陀を思いっきり楽しんでもらえたら嬉しく思います。次の季節に向けて。

長谷川新

キュレータープロフィール
長谷川新
インディペンデントキュレーター。1988年生まれ。京都大学総合人間学部卒業。「過去は過去のままでいられないし、今も今のままでいられない」と思っている。
PARADISE AIRゲストキュレーター、相談所SNZ、国立民族学博物館共同研究員(2020-23)、日本建築学会書評委員(2018-23)など。 主な企画に「無人島にて—「80年代」の彫刻/立体/インスタレーション」(2014)、「パレ・ド・キョート/現実のたてる音」(2015)、「クロニクル、クロニクル!」(2016-17)、「不純物と免疫」(2017-18)、「STAYTUNE/D」(2019年)、「グランリバース」(2019-)、「約束の凝集」(2020-21)、反戦展(2023-23)など。
「日本戦後美術」を再検討する「イザナギと呼ばれた時代の美術」を不定期連載中(Tokyo Art Beat)。高橋沙也葉・松本理沙・武澤里映・長谷川新の4人でジュリア・ブライアン=ウィルソン著『アートワーカーズ(仮)』を翻訳中。

[アクセス]
○はならぁと こあ
宇陀松山エリア
会場:森岡医院、喜楽座、松山会館、千軒舎、石景庵
インフォメーション:森岡医院 (宇陀市大宇陀拾生1874‒1)

○はならぁと さてらいと
橿原・今井エリア
会場:今西長屋、大橋家、阿伽陀屋若林亭 、今井まちや館、今井町景観支援センター
インフォメーション:阿伽陀屋若林亭 (橿原市今井町4 丁目)

桜井戒重・本町通エリア
会場:旧医院、元ひご寿し、JR桜井駅南口ロータリー・ディスプレイ
インフォメーション:旧医院 (桜井市戒重19 番地)

○はならぁと あらうんど
吉野町三茶屋エリア
会場:jiwajiwaな、おうち

インフォメーション:jiwajiwaな、おうち (吉野町三茶屋291-1)
吉野町殿川エリア
会場:トノカツオフィス、Mrs.triangle、間光-mavie-
インフォメーション:トノカツオフィス(吉野町小名1401)