『奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2015』にて、こあエリア(宇陀松山、八木札の辻、今井町)の
メイン会場を担当する「キュレーター(※作家をコーディネートし、展覧会を統括する指揮者)」
4名を正式に決定いたしました。
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『奈良・町家の芸術祭 はならぁと 2015』キュレーター プロフィール [50音順]
魚住 勇太 電子音楽家
1978年奈良県出身。SjQリーダー。
ソロプロジェクトのSonirでは、独自のソフトウェアgismo(ぎずも)を使ってコンピューター内の生態系から音楽を生み出す。
制作・研究のテーマは一貫して「生命の躍動(相互作用や生態系による)から音楽を紡ぐこと」。
慶應義塾大学SFCにて「メディアデザイン」プログラムに所属、2011年博士号取得(政策・メディア)。
ニューヨーク電子音楽祭をはじめ、バルセロナ、ベルファスト、コペンハーゲンなど、国際的な公演を行う。慶應義塾大学などで講師。アヴァン・ポップとアカデミズムのクロスオーヴァーを試みる。2013年、音と映像を組み合わせたプロジェクト「SjQ++」が、メディアアートの国際的アワードであるアルス・エレクトロニカ/準グランプリをデジタル・ミュージック部門にて受賞。
ホームページ:sonir.jp
加藤 巧 アーティスト
名古屋市生まれ 奈良市在住 30歳
絵画材料の研究を通して自身の表現を考察し、絵画を中心とした作品制作・発表活動を行う。
2010年より奈良市に移り住み、同地で制作する傍ら、イギリス、シンガポール、チェコ、ギリシャなど海外での展覧会やアーティスト・イン・レジデンスに参加。国内外で作品発表、ワークショップ、パブリックトークを開催するなどの活動を行っている。
キュレーションワークとして、シンガポール・ゲイラン地区において、現地の伝統的なプラナカン建築のリノベーション物件である”The Lorong 24A Shophouse Series #13”に現地のアーティスト4名を招いて自作とともに構成した展覧会「Islands」(2013年)がある。
ホームページ:takumikato.com
中野 温子 アートディレクター / ビジュアルアーティスト
1981年大阪生まれ奈良育ち。
Glasgow School of Art [Master of Design: Graphic Design] 修了
グラフィックデザイナーとして大阪で6年の勤務を経て渡英。グラスゴー美術学校の修士課程で日本の思想を西洋の人と共有すべくプロジェクトを展開。現在、マッキントッシュ・ビルディング(グラスゴー,UK)の火事基金プロジェクト進行中。
デザイナーとしてアイデアを形にし社会の中で機能させることと共に、アーティストとしての表現活動を通じてアイデアを他者と共有することを目指す。オリジナルキャンドル‘TSUBOMI’主宰。
JAGDA[日本グラフィックデザイナー協会]正会員(2008年~)
ホームページ:nakanoatsuko.com
森 麻奈美 ライター、フリーランスドラマトゥルク
1987年東京生まれ。多摩美術大学芸術学科中途退学、立教大学映像身体学科卒業。
立教での演劇研究と小劇場での俳優活動を経て、演出家・芸術監督の知的パートナーであるドラマトゥルクを目指すようになる。卒業論文として「現代日本社会における観客と作品の関係性」についての考察を提出し、2014年の秋に大学卒業。
卒業後は黄金町バザール2014に出展された演劇センターF『演劇パビリオン』での公募ドラマトゥルクをはじめ、F/T14『From the Sea』、Nichecraft『架空の箱庭療法#3』(東京、2015年)などに参加。劇場や演劇の枠組・観客と作品の関係を捉え直す活動を内在する観察者として続けている。
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各キュレーターの担当エリアおよび会場は、現在キュレーターと地域担当者がコンタクトを重ねながら調整を進めております。
全てのキュレーターの担当が決まり次第、公式webで発表いたします。