※会場やイベントによって、開催時間や休館日がエリア内の会期と異なる場合がありますのでご注意ください。
旧川本邸
平成23年10月22日(土)~10月30日(日)
10:00~16:30(最終日は10:00~15:00)
大正13年建築の木造三階建ての遊郭建築。
学生有志で建物の手入れやお掃除をし、活用方法が検討されています。
※作品写真は本展で展示されないものも含まれていますのでご留意ください。
池田 愛 / いけだ あい (pa)
(ならまち)日本には、国際性豊かな正倉院宝物を保存し続ける文化がある。心に永遠性があるからである。 一方、万物は変化し続ける無常の精神がある。過去と現代、日本と世界を繋ぐ想いが日本を復興させる心のよりどころであり、 魂は生き続けるという鎮魂の祈りでもある。
(郡山)当時の人も遊んだであろう花札は、12カ月折々の花の意匠文様に基づいている。 花札のイメージに、元気良く泳ぎ回る郡山の金魚をたくさん描き加えて、市場活性化と地域繁栄の願いを込める。 伝統的なパターンと現代的なスタイルで日本の精神を表現する。
(今井)懐かしい風景が残る今井町は、綿の産業で栄えた歴史がある。それにちなみ、綿布の上に奈良の墨を基調にして四季の花々を描き、
日本の精神を表現する。これらの作品で、歴史と伝統の意味を捉えながら、現代の方法で日本文化の美と心を発表する。
http://ai-ikeda.com/japanese_index.html
黒崎 創 / くろさき はじめ (ph)
目覚めたら自分ではない何ものかになっていた。カフカの"変身"に恐怖を感じる。 何ものかに変身するのであれば、僕自身が美しいと思えるものに変身したい。 これまでに、技法も被写体も変化してきた。今回は花を中心に展示方法も変えた。
原田 要 / はらだ かなめ (sc)
私の作品は花のような形状だが、花を表しているのではない。あくまでも色彩が主役であり、 絵画と考えている。形態は色彩のための器である。しかし色彩を魅せるための形を 追求した結果、自然と花に近づいた。視線を引き付けて離さない存在としての花として。
古巻 和芳 / こまき かずふさ (in)
かつて遊郭であった川本邸。この邸内の一室の窓に西日のような光が差しこみ、 そこに様々な花の凛とした立ち姿が映る。この特殊な場の記憶に寄り添いつつ、 窓の向こうの「花の色」を想うための映像インスタレーションを展開する。
関 智生 / せき ともお (pa)
「救いの絵画」を描いてみたい。この漠然とした大それた望みも、桜の花なら叶えてくれる かもしれない。なぜなら桜は、日本人が感情移入できるふところの深い、しかも通俗的な力をもつ花だからだ。
加藤 マンヤ / かとう まんや (in)
元遊郭という場に、花をモチーフにした作品を展開する。
花の美と儚さを、場の背景にある意味になぞらえて、欲望と悲哀を表現したものである。
http://www.geocities.jp/manya_26/